薬で治す歯周内科治療-鎌倉市の歯科・歯医者│KAZUデンタルクリニック

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【診療時間】9:30-12:30 / 14:00-19:00 ※土曜午後 14:00~17:00
【休診日】月曜・日曜・祝日

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薬で治す歯周内科治療

顕微鏡やリアルタイムPCRで細菌を知り、薬で治す歯周病治療

歯周病治療の基本は、徹底的に原因菌を取り除くことです。治療期間が長く、しかも治療効果を自覚するのが難しく、再発の恐れもあります。細菌を抑えることが歯周病治療のポイントですが、細菌が含まれる歯石を除去するだけの対処療法だけでは完治は難しいといえます。

当院では、原因菌を特定して除菌する歯周内科治療に取り組んでいます。原因菌を知るために、できるだけ多くの方に細菌検査やリアルタイムPCRを受けていただきたいと考えています。原因菌が特定できれば、歯周内科治療でも効果が期待できる除菌薬を処方します。

病原菌を知り、歯周病を克服する

細菌検査で歯周病リスクを回避する

お口の中には多種多様の細菌が住んでいます。その中には、カビや歯周病菌のように歯に悪い影響を与える細菌がいます。まずは細菌検査を受けて、お口の中にどんな細菌が住んでいるのか知っていただきます。

当院では歯周病検査を実施しています。唾液を採取して顕微鏡で確認すると、無数の細菌が存在していることがわかるので、歯周病治療の必要性を理解していただけます。特に40代を過ぎると歯周病のリスクが高くなりますが、ご自身のお口の中の状態がわかれば前向きに治療に取り組めるようになります。数分で実施可能な検査なので、細菌が気になる方はお気軽にお問い合わせください。

リアルタイムPCRで原因菌を特定する

歯周内科で歯周病菌を除菌したのに、歯周病がなかなかよくならないことがあります。それは悪い影響を与える別の細菌が残っているからです。細菌の特定ができれば、それに対して効く薬の処方が可能です。

当院では、原因菌を特定するリアルタイムPCR法による診断を実施しています。リアルタイムPCR法とは歯周病菌のDNA診断のことで、3~5種類の歯周病菌を特定できます。細菌ごとに除菌する薬が異なるので、原因菌を知ることで適切な抗カビ剤を処方できます。リアルタイムPCRにより、歯周内科治療でより原因菌を除菌できるようになりました。

私たちの周りにはたくさんのカビが生息しています。実は、こうしたカビが歯周病の原因です。お口の中にカビが入って増殖すると、歯ぐきに定着して炎症が起きます。やがて歯周ポケットができると、そこに歯周病菌が入り込んで歯周病が進みます。お口の中を清潔にしてカビを増やさないことも大事な歯周病予防です。

薬で治す歯周内科治療

通常の歯周病治療は、スケーラーと呼ばれる器具で細菌が含まれる歯石を除去します。効果が見込める治療法ですが、どんなにていねいに行っても全ての細菌を取り除くことはできません。体の内側から原因菌を除去する必要があります。その治療方法が、薬の力で細菌をなくす歯周内科です。

殺菌力の強い抗生剤(抗菌剤)を服用し、体の内側から細菌を殺菌します。歯周病菌の数や進行度合いにより差はありますが、1週間の服用でほとんどの病原菌が死滅します。
※70%程度の方に効果が見込めます。

お口の中に汚れや歯石が残っていると再感染リスクが高まるので、スケーリングでお口の中の衛生状態を整えながらしっかりコントロールします。抗菌剤を1週間服用すると「口の中がさっぱりした」「腫れや痛みが引いた」など、多くの方が薬の効果を実感し、嬉しい報告をいただいています。

<歯周内科のメリット>

  • 痛みがない
  • 細菌を除菌できる
  • 短期治療で原因菌を除菌できる
  • 細菌を特定することで、除菌効果が期待できる

<歯周内科のデメリット>

  • お腹が緩くなる場合がある
  • 喫煙者は効果が薄れる(1週間の禁煙も必要)
  • 処方された薬を途中で止めると効果は現れない

当院の歯周内科の流れ

【STEP1】細菌検査やリアルタイムPCRで細菌を確認します。

【STEP2】抗生剤を処方します。処方された薬を1回でも欠かすと細菌が復活しますので、必ず服用してください。リアルタイムPCRで細菌を特定した場合は、それに合わせた薬を処方します。

【STEP3】できればFMD(フルマウス・ディス・インフェクション)を行い、歯ぐきの奥に潜んだ細菌を1日でなるべく取り除きます。そうすることにより、抗生剤で細菌を減らせる確率がかなり上がります。
歯周病は感染症のため、清潔で殺菌力のある水を使った治療が欠かせません。当院ではPOICウォーターを治療に活用しています。

【STEP4】再びリアルタイムPCRで効果があったか判定します。

【STEP5】衛生状態が悪いと再感染のリスクが高まります。毎日の歯磨きとともに、定期的なメインテナンスをお勧めします。