顕微鏡やリアルタイムPCRで細菌を知り、薬で治す歯周病治療

歯周内科

歯周病治療の基本は、徹底的に原因菌を取り除くことです。治療期間が長く、しかも治療効果を自覚するのが難しく、再発の恐れもあります。確実に細菌を減少させることが歯周病治療のポイントですが、細菌を除去するだけの対処療法だけでは、完治は難しいと言えます。

当院では、原因菌を特定して徹底的に除菌する歯周内科に取り組んでいます。原因菌を知るために、できるだけ多くの方に細菌検査やリアルタイムPCRを受けていただきたいと考えています。原因菌が特定できれば、歯周内科でも効果的に除菌可能な薬を処方できます。

病原菌を知り、歯周病を克服する

細菌検査で歯周病リスクを回避する歯周内科
お口の中には多種多様の細菌が住んでいます。その中には、カビや歯周病菌のように、歯に悪い影響を与える細菌がいます。まずは細菌検査を受けて、お口の中にどんな細菌が住んでいるのかを知っていただきたいと思います。

当院では歯周病検査を実施しています。唾液を採取して顕微鏡で確認すると、無数の細菌が存在していることがわかるので、歯周病治療の必要性を理解していただけます。特に40代を過ぎると歯周病のリスクが高くなりますが、ご自身のお口の中の状態がわかれば前向きに治療に取り組めるようになります。わずか数分の簡単な検査なので、細菌が気になる方は、お気軽にお問い合わせください。

リアルタイムPCRで原因菌を特定する
歯周内科で歯周病菌を除菌したのに、歯周病がなかなかよくならないことがあります。それは悪い影響を与える別の細菌が残っているからです。細菌の特定ができれば、それに対して効く薬を処方することが可能です。

当院では、原因菌を特定するリアルタイムPCR法による診断を実施しています。リアルタイムPCR法とは歯周病菌のDNA診断のことで、3~5種類の歯周病菌を特定することができます。細菌ごとに除菌できる薬が異なるので、原因菌を知ることで適切な抗カビ剤を処方できます。リアルタイムPCRにより、歯周内科でより確実に原因菌を除菌できるようになりました。

私たちの周りにはたくさんのカビが生息しています。実は、こうしたカビが歯周病の原因です。お口の中にカビが入って増殖すると、歯ぐきに定着して炎症が起きます。やがて歯周ポケットができると、そこに歯周病菌が入り込んで歯周病が進んでいきます。お口の中を清潔にしてカビを増やさないことも、大事な歯周病予防と言えます。

薬で治す歯周内科

院長あいさつ通常の歯周病治療は、スケーラーと呼ばれる器具で細菌を除去します。有効な治療法ですが、どんなにていねいに行ってもすべての細菌を取り除くことはできません。体の内側から原因菌を殺してしまえば確実です。その治療方法が、薬の力で細菌をなくす歯周内科です。

殺菌力の強い抗生剤(抗菌剤)を服用し、体の内側から細菌を殺してしまいます。歯周病菌の数や進行度合いによって差はありますが、ほとんどの場合、1週間の服用でほとんどの病原菌が死滅します。
※70%くらいの方に効果があります。

お口の中に汚れや歯石が残っていると再感染リスクが高まるので、スケーリングでお口の中の衛生状態を整えながらしっかりコントロールしていきます。抗菌剤を1週間服用すると「口の中がさっぱりした」「腫れや痛みが引いた」など、多くの方が薬の効果を実感し、嬉しい報告をいただいています。

<歯周内科のメリット>
・最初から器具を使わないので痛みがない
・確実に細菌を除菌できる
・短期治療で原因菌を除菌できる
・細菌を特定することで、より高い除菌効果が期待できる

<歯周内科のデメリット>
・お腹が緩くなる場合がある
・喫煙者では効果が薄れる(1週間の禁煙も必要)
・処方された薬を途中で止めてしまうと効果は現れない

当院の歯周内科の流れ

【STEP1】 細菌検査やリアルタイムPCRで細菌を確認します。
次へ
【STEP2】抗生剤を処方します。処方された薬を1回でも欠かすと細菌が復活しますので、必ず服用してください。瓶入り(液体)を処方しますが、体質によって錠剤をお出しすることもあります。また、リアルタイムPCRで細菌を特定した場合は、それに合わせたお薬を処方します。
次へ
【STEP3】再検査を行い、細菌が残っていれば再び薬を処方し、一定期間服用します。
次へ
【STEP4】除菌されたことを確認したあと、スケーリングで歯垢や歯石を除去して、お口の中の環境を整えます。
次へ
【STEP5】衛生状態が悪いと再感染のリスクが高まります。毎日の歯磨きとともに、定期的なメインテナンスをおすすめします。

まずは、お悩みをご相談ください

カウンセリングをおこなっております